じけーんの合間に

ちょっと長めの日記を.
実験の計算をするために居室に戻ってみると,先輩二人がお菓子についてしゃべっていた.
俗に言う,黄色いおっさん(男)とその子分(女)の会話だった.(先輩なのに失礼だな.しかも一部の人にしか分からなくてすみません.)
まぁとにかく,お菓子についてしゃべっていたわけだ.話のあらすじはというと,黄色いおっさんがお菓子を作ることに楽しみを覚えているらしく,こんなん作ったとかあんなん作ったとか,あれはおいしかったとかあのレシピはどうだとか,子分に話しているという内容.遂にはレシピらしきものを印刷していた.
実際俺も作るし,別に男がお菓子を作っちゃいけないとは言わないが,なぜそれを人に自ら報告するのか俺にはわからない.(とりわけレシピというものは説明書と一緒だと思う.俺は自分が得意だと思っていることに対して説明書を読んでいる姿を人に見られるのが嫌いだ.)そこが俺のいかんところなんだろうけど,どうも多弁な男は嫌いだ.
そういえば,黄色いおっさんは研究室にその作ったお菓子を持ってきてくれたことがあったが,それは別にだまって置いておけばいいのではと思う.次の日にみんなに「あれは自分が作った」と宣伝する必要はない.まぁ聞かれたら答えるのが筋であるが.これが性格の違いというものだとしみじみと思った.

きっと社会で生きていくためには他人の評価が高い方が楽な生活ができるだろう.そのために自分をアピールすることが今後必要であろう.だけど,俺はまだその能力がない.というか,アピールをしなくても俺の内面(能力とか性格とか)見抜いてくれるような人としか深く付き合っていない.友達が少ないのもそれが原因なんだろうな.
でも今は自分の好きなように生きたいから,もうしばらくわがままに暮らしていくことにしよう.