最近の子供は・・・

研究室という狭いコミュニティに長時間滞在しつづけることは精神的にも,社会的にも孤立してしまうと考え,家庭教師をこの間から再び始めている.
昨日もカテキョをしてきて思ったのだが,どうも生徒に落ち着きがない.中1という小学生の延長だからかとも思ったが,中学に入ってもう3ヶ月経つのにここまで落ち着きがないとやはり最近の子供は・・・といいたくなってしまう.
地理で国名の勉強をしていたときのこと.まずブラジルを指して「ここどこだかわかる?」と質問.期末テストが迫っている生徒はなんなく正答する.「おぉ正解.ブラジルっていったら何を思い浮かべる?」と聞いたところ,カカオと答えた.やや引っかかったが「まぁそれもあるねぇ.」と.「サッカー強いのは知らない?」とあまり勉強というイメージの少ないスポーツへ話を向ける.「・・・」どうやらあまり詳しくないらしい.まぁでも言い始めたからサッカーのルーツを話して,さりげなく歴史の勉強をする・・・
と,ここまではよかったのだが,突然生徒がこんなことを.「ロシアとアメリカが戦ったらどっちが強いの?」どうやら戦争したらどっちが勝つかを聞いたらしい.ブラジルの話が興味なかったのかなぁと反省しつつ答えようとすると,今度は「日本とロシア同盟結んだらどうなる?」と聞いてきた.ん〜さっきの質問は聞きたかったわけじゃないのか??
次にやったのは理科.光合成勉強したか尋ねると,習ったと.それじゃあちょっと試してみるかと思い,「じゃあ五分時間あげるから光合成を説明する準備して.」中学生に理科の現象説明は難しいかなとも思ったが,今のうちから練習しておくのは悪くない.生徒は4分ぐらい必死に絵をうまく書こうとしていたが,突然うまくかけなかったせいか絵を書くのをやめ,ペンで遊び始めた.俺は五分経つとすかさず3分で光合成を説明して,と要求.ふむ・・・やはり日本語がぐちゃぐちゃだなと思いつつ,一応時間内はだまって聞く.説明を終えた生徒に一言.「授業で光合成を理解してきた?」少し厳しい言葉だが,空欄を埋める語句を暗記しても何も力にならないと考えた末の発言.すると生徒「たんぽぽと朝顔が品種改良で種がくっついたらどうなるの?」ん・・・おれはたんぽぽの話なんかしてないぞ.というかどこから品種改良がでてきたんだ??
こんな調子で少なくともカテキョしてるときは俺の生徒はなかなか1つの物事を考える集中力がないようだ.中学生のころってこんなふうだっけなぁ・・・