自分

勉強が手につかないので、今までで一番長い日記を書こうと思う。自分について。もし読んでくれるなら最後に足跡を残していただけるとうれしい。

自分というものを意識し始めた一番古い記憶をたどってみると、それは中学生の記憶であろう。当時の俺は何の苦労もせず地元の公立中学に通い、言われたことをやるだけで学年で指折り数えるほどの成績を残していた。今思っても、中学の勉強など大したことはなく、勉強のできない子=さぼる子という当時の認識も間違っていなかったと思う。ただ、中学の頃の大きな誤解は、俺が中学というものが高校に行くためのステップだと考えていたこと。そのためにいい成績を取っていたのだろう。中学の思い出といえば、真っ先に浮かぶのが勉強のことだ。このとき、まだ自分はどうなりたいのか、どうあるべきなのか、自分をどのように感じるのか、そんなことは全く考えなかった。

高校は通学時間40分程度の県内でも優秀であろう公立高校。この頃から親の期待が高まってきていた。バドミントンにおもしろさを覚え、自分の意志も持たずに勉強とスポーツをひたすら繰り返した。気がつけば自分のことしか考えない人間になっていた気がする。リーダーになる機会が多く、少しの努力でほとんどのことがうまくいった。だけど、そんな俺がうまくいかなかったことがあった。恋愛だ。一度は付き合ったものの、半年ほどで「プレッシャーがかかる」という理由で別れを切り出された。当時の俺はその意味がわかるわけもなく、なぜ?と相手を疑った。俺がちょっとずつちょっとずつ変わり始めたのはこの頃だと思う。

進路といえば順調に大学に入り、やはり親の期待が高まる中で、さらに少しずつ俺は変わっていった。まず、相手の気持ちを察することから。初めて自分の言葉の使い方や言い回しに気をつけるようになった。失敗もたくさんした。相手を気遣ったつもりが、逆に悲しませたこともあった。そんな中、自分とはいったいなんだろうと自然に思うようになってきた。と、突然いろんなことがしてみたくなった。自分にできること、自分にできないことをどうしても知りたかった。当時の過剰な親の期待に反発したいとも思った。

20歳を過ぎて、ある出来事をきっかけに初めてそれがわかった。俺は路頭に迷った。

そして今。自分を見つけることに精一杯だ。今のところユニーク(唯一)でありたいと思う。変わっていると言われても、見失うことのない自分を探したい。それから友達がほしい。俺の夢ってこれかもな。

続きは明日書こうと思う。