実況3

三教科目は物理。解析力学は半円柱の微小振動、電磁気はマクスウェル方程式から様々な法則の導出と語句説明、量子論は二次元のシュレーディンガー方程式と摂動、熱統計力学は古典論と量子論で分配関数。
解析力学は過去問通りだが、計算量が非常に多く、計算精度も要求されたため、目標時間の30分で完全解答は難しかったはず。
電磁気はマクスウェル方程式を基本に様々な定理や法則を導く事ができるということの確認なので、難易度は低いが、語句説明はなかなかマイナーなところを突いてきたので難易度は中ぐらい。
量子論は一見しただけでは係数がごちゃごちゃして難しいそうに見えるが、表記が面倒なだけでシュレーディンガーと摂動の本質をつかんでいればかなり易しい。時間さえあれば完全解答したいところ。
統計力学は逆に、とっつきやすくはまりやすい。エネルギーの与え方も普段とは違った形だったので、計算結果がなじみのあるものにはならないのも手伝って、パニックになっておかしくない問題。ただし、よく問題を見て解けば決して無理ではない問題。難易度は中ぐらい。
物理は総合して難易度普通。しかし問題の量が多くて、時間内にすべて解くのは至難の業だった。一問一問は勉強していればできるし、してなければできないといった標準の問題であった。