SHGとSFG

SHGはSecond Harmonic Generationの略。周波数ωの光が結晶に入射されると、倍の周波数2ωの光が出てくる現象。波長で言えば周波数の逆数なのでλ/2の光が出てくることになります。810を入れて405が出てくるというのは、この現象。出てきた光は周波数が倍になっているので倍波と呼ばれてます。
SFGはSum Frequency Generationの略。(違うかも。)日本語の方がわかりやすく、和周波発生と呼ばれております。SHGが周波数ωと周波数ωの足し算であるのに対して、こっちは必ずしも足し合わせる周波数が同じでなくてもよいという現象です。ω1の光とω2の光を入射するとω1+ω2の光が出てきます。例えば、1500と810で520(ぐらい)が出てくるという現象です。波長はSHGと同じく逆数計算なので注意。
SHGもSFGも、現象が起こる結晶は限られており(そこらへんのもので起こるわけではない)、入射されるレーザーのパワーも大きくないと発生しません。ということでフェムト秒レーザーなんですな。
ちなみにここでの説明は「知らない人にわかりやすく」しているので、実は厳密には違うんですが、そこはあんまり気にしない気にしない。